危険な治験の体験記: 2008年8月1日金曜日

2008年8月1日金曜日

Day8:思うことは、

よくよく考えてみると、この生活は反資本主義的だ。

僕は労働力(自分の身体を売っているという時点で、資本主義的な労働なのかもしれないけど)を売っているという実感は、今はない。

管理された生活ではあるけれども、悪くない。

なぜなら、衣食住の安全は保障されているし、本もある、情報源もある、はっきりいって、足りないと感じるものは、ない。

「世界には、もっと楽しいことがある」

そう考えれば、物足りなさを感じると思う。

だけど、今は目の前にあることを、ただやりたいように、感性の赴くままに、時間という概念は意識せず、行っている。

これは幸せなことだと思う。これ以上を求めたら、きっと際限がなくなってしまう。

ヘーゲルの弁証法的な考え方をしたってそうなる。

この生活にアンチテーゼがあるとしたら、「自立していない」ということになるだろう。

普段生活しているとき、そんな風には思いつかない。少なくとも、普段は自立しているという意識はあるからだ。


テーゼとアンチテーゼがまったくの逆になっている。

つまりそう、両極端な生活をしているなという意識だ。


だからこそ、見えてくるものがいっぱいある。


やっぱり、今のこの社会は、どこか変。

Day8:今日の昼から今まで

「BECK」第一巻~第三十三巻まで7時間ぶっ続けで読んだ。

なんだか、若いっていいなぁっ、て感じてしまった。

忘れかけていたものを、思い出させてくれるような、さわやかな気持ちになった。

Day8:左脳と右脳

今朝は7辞15分に採血終了。

いいかげん、慣れた。

感覚が、水シャワーを浴びた時に呼吸が急に苦しくなるのに似ていることに今日気づいた。

なので、対処法は、深くゆっくりと息を吐くこと。


また、今日感じた感覚は、ベッドに横になっている自分に対して背が高い、つまり普通に床に立っている看護婦さんの威圧感はきつい。

採血しているからなおさらそう感じて、採血の時に心を穏やかにするのが少し難しくなった。


さて、昨日は『手にとるように哲学が分かる本』を7時間読んで、ようやく西洋哲学の古代ギリシャから現代までを読み終えました。


今朝、昨日の読書を通じて、脳に関して、新たに気づいたことは、

読みつかれたら、絵(文字以外の情報)を見ること。ただの情報ではなく、集中できるものを見る。

そうすることで、左脳モードから右脳モードへ転換することができ、リラックスすることができる。

絵を描くこともいいと思った。

左脳モードと右脳モードでは、明らかに使っている部分が違うと感じ取れる。

片方を極端に使った後は、もう一方を使うとすっきりする。


さらに、今日テレビを見ていて気づいたこと。

テレビとの距離と、テレビへ感情移入する度合い、相関関係にありそう。

今日はいつもより遠くからテレビを見ていたけど、意識がテレビに集まらなかった。


おもしろ。